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『Gメン』
(瑠東東一郎,2023)

 赤煉瓦の建物(深谷駅)の前。片っ端から女子高生に声をかける岸優太。特攻
服姿の恒松祐里、小野花梨、今村美乃もこゝで登場する。岸は転校生。先生の星
田英利に連れられ、校庭のはずれへ。そこのボロ校舎がG組。クラスメートでは、
関西弁の矢本悠馬、古風(昭和みたい)な森本慎太郎、チャラい りんたろー。
が目立つ。想定通りだが、冒頭から素早いズームイン、ズームアウト、パンの頻
出。でも、あまり気にならない。効果が明確に分かるからだ。

 他にも気に入ったキャラをあげていこう。女子からモテモテの竜星涼。成績も
学内で一番というが、よくボケる、いいキャラだ。大きな家で一人暮らし。彼の
ED(勃起不全)も脇スジとしては焦点になる。校舎の屋上にいる田中圭と高良
健吾。田中は3年、高良は2年ということか。高良が、屋上から飛んで地上に着
地するCGは面白い。高良と岸の関係もカッコいいのだ。中盤は、岸と竜星、岸
と高良の関係が尺を取って描かれ、いずれも上手く描かれている。

 そして、G組の担任の先生が吉岡里帆。その最初の授業シーンはぶっ飛んでい
る。このシーンは考えようによっては、本編の一番の見どころかも知れない。吉
岡のストーカーの元カレが落合モトキで、彼を避けて、吉岡が竜星の家に泊まる
ことになった際のシャワーシーン。こゝはイマイチか。もっと上手くセクシーシ
ーンにできるだろ、と思った。

 本作のヒロインは明確に恒松で、やはり、ビッチ演技の場面も清楚な場面も、
飛びぬけたルックスに演出されていると感じる。啖呵口調の顔面ショットは良く
ないが、終盤に向かってだんだん可愛くなるのがいい。仲間の小野のダーティワ
ードはやり過ぎか。

 乱闘アクションの演出については、各人の闘いを、カットを割らずにパンと移
動で見せる長回し演出に感心した。俳優本人が皆、ボディダブル無しでやってい
るように見えるショットが多い。明かなコメディリリーフ、矢本悠馬なんかにお
いてもなのだ。ただし、ラスボスの尾上松也が、結局あんまり強くないと私には
感じられた。もう一つ云えば、レディースの3人(恒松、小野、今村)を、もう
少し喧嘩が強いように描いても良かったんじゃないかと思う。

#難波剛−間宮祥太朗がゲスト出演。