タンディ・ニュートン登場から、クルーズが彼女を口説く一連の流れはいい調
子。バスタブの中の密着。その後のカーチェイスもいい。だが良いのはこの前半
ぐらいまで。実は見る前はアンソニー・ホプキンスが敵のボスなのだろうと勝手
に思っていたのだが、彼は味方のボス。本作の敵役は、ダグレイ・スコットがや
っており、これはちょっと弱い。このスコットの側近でいつも一緒にいるヒュー
役のリチャード・ロクスバーグも殆ど敵役として機能していないのだ。
オーストラリアの基地のシーン。この監督らしい鳩を使った演出。これもかな
り無理やりな使いようで、まあ現実感がないのはいいのだが、映画らしさにも繋
がっていないだろう。こゝから続くクライマックスのバイクのチェイスシーンか
ら、砂浜での決闘も冗長過ぎる。
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