やっぱり、フィリップ・シーモア・ホフマンが敵役、というのはストロング・
ポイントで、彼が登場している場面は見ることができる。開巻、お話全体のクラ
イマックスと思しき場面から始まるが、このバカ高いテンションにまず引き付け
られる。ただし、過去に溯ったプロット展開がこの冒頭シーンに戻ってからが、
なんだか途端につまらなくなる。ビリー・クラダップとローレンス・フィッシュ
バーンの描き方もありきたり。
前半のケリー・ラッセル救出のシーケンス。ヘリコプターの回転翼と風力発電
の風車によるスリルの醸成。人間系のアクションはイマイチ分かり辛い演出だが、
大がかりな装置を使ったスペクタクルはなかなかのものだ。中盤のホフマンが敵
に奪還される橋上のシーンでも、無人機によるロケット攻撃は迫力あり。人間系
のアクションでは、ファイトシーン以上に、トム・クルーズが潜入等の過程で遭
遇する危機と超人的な対応が楽しい。シリーズ通じて多くは宙吊りのスリルを伴
った場面として演出される。
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