浜辺の家、浜辺、画家の居所というかスケッチしている場所の三景が舞台。家
から浜辺に向かって斜面になっていることがよく分かる。構図はほゞ全てが膝上
ショット。バストショットやアップはない。場所が変わるとカットが変わる。つ
まり、例えば家の中のカットがあり、誰かが家から出ると、家の外のカットにな
る。といった具合で人物のアクションが導く場面展開ばかりだ。ヒロインはメエ・
マーシュなのだが、フィルム状態が悪いこともあり、イマイチ顔が分からない。
同年製作の 『見えざる敵』 に較べると成熟度が下がる。ただ、エンディングの
メエ・マーシュの再登場は、後年の『ホーム・スイート・ホーム』(1914年)の
リリアン・ギッシュ再登場の先取りのような趣があり興味深い。
#字幕は3回ほど出るが、原作であるチャールズ・キングスレイの詩が記載され
ているらしい。また、原題の意味するところは映像としては提示されない。
Deeというのが何なのか私には分からなかった。
#ロバート・シオドマク『らせん階段』の冒頭で上映されているのは本作。
|