丁寧だが端的な演出でとても好感が持てる。氷山とぶつかる場面のそっけなさ だとかカリフォルニアン号の乗員達の簡潔な描写だとか。しかしあっという間に 氷山と衝突してしまい、この後、映画が持つのかと思ったのだが、いやいやラス トまで全く緊張感が途切れない。それに「斜面」(船が沈み行くので徐々に斜面 になる)というのは映画の画面として面白いのだ。そして矢張り楽団の描き方が 感動的。