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『100万ドルの血斗』
(ジョージ・シャーマン,1971)

 粋なオープニング。リチャード・ブーン達によってモーリン・オハラの家が襲
われるあたりまでは実にいい出だしなのだが、ジョン・ウェインが登場しいつも
の大らかなムードが漂いだすと徐々に中だるみしていく。1910年頃の事柄で自動
車やオートバイが登場する。ウェインが老眼鏡をかけるというような『昼下りの
決斗』(1962)の影響が伺えるシーンもあるが、殆ど時代のムードを伝えることを
放棄した娯楽西部劇だ。中だるみはするが、ラストの決闘はなかなか良くできて
いて、予想以上にねばる演出。モーリン・オハラが冒頭しか絡まないのはどうし
たものか。これには拍子抜けした。何かトラブルがあったとしか思えない。

#ハンク・ウォーデンが運転手の役で登場する。