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『ファントマ』
(ルイ・フイヤード,1913)

 ファントマは正真正銘の極悪人として描かれており、第一次大戦前夜の世情を
反映しているのであろう不安感がよく定着している。一方、画面は非常に安定し
たフィクスの画の連続でとても安心して見ていられる。屋外、屋内、夜間等でフ
ィルムの色が異なる版だったのだが(『キートンの馬鹿息子』なんかもそうだっ
たが)これは後に施された処理なのだろうか。