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『007/消されたライセンス』
(ジョン・グレン,1989)

 物足りない。『リビング・デイライツ』の方が遙かに良かった。このボンドは
生真面目過ぎる。しかしそれにしても冒頭から見事に停滞した演出だ。アイリス
が余計にアクションを弛緩させる。中盤からちょっとノリも良くなるが、ティモ
シー・ダルトンはしかめっ面ばかり見せている印象でどうにも歯切れが良くない。

(1989年9月に記述)